XOOPS 用 参照元情報 (refpage) モジュール
このモジュールは、XOOPS のページの参照元 (リンク) 情報を自動的に
記録し表示を行うものです。
動作条件
本モジュールの動作条件は次の通りです。
- XOOPS 2.0.x 以降で動作します
- マルチバイト文字を扱う場合 PHP の mbstring が必要です
- ライセンスは XOOPS 本体と同じ GPL2 に準拠します
導入と利用方法
アーカイブを XOOPS_ROOT_PATH/modules/ 以下へ展開 (アップロード)
して、XOOPS のモジュール管理でインストールを行ってください。
- ファイルのアップロード
- モジュール管理でモジュールのインストールを行う
- グループ管理で「登録ユーザ」「匿名ユーザ」にアクセス権を設定 [*1]
- ブロック管理で表示位置を決め表示を有効にする [*2]
- [*1]
- 参照元情報の閲覧を許可する場合、ブロックとモジュールのア
クセス権を設定します。情報を非公開にする場合もブロックの
アクセス権は許可してください。
- [*2]
- ブロックを使って記録を行うため、ブロックが表示できる状態
でなければモジュールは機能しません。参照元情報を非公開に
したい場合は、モジュール設定にブロックの内容を非表示に指
定します。
以上の設定が終わったら、後は自動で処理が行われます。
スタイルシートの指定
参照元情報のページで、表示するフォントサイズや色などを変更する場
合、スタイルシートを使います。具体的には、テーマのスタイルシート
や xoops.css ファイルに、次のような指定を行います。
.trtitle { color: #0000c0; } /* タイトル */
.trtext { /* 参照元のテキスト */
font-size: small; text-align: left; margin-left: 1em;
}
.trinfo { /* 付属情報 */
font-size: x-small; text-align: left;
}
管理機能
管理機能では、記録の対象となるページの無効化や参照元情報の表示/
非表示などの制御、手動でリンクの確認、細かい動作の指定を行います。
参照情報の編集
参照ページの一覧では、参照元がリンクしている自サイト内のページ
の一覧が表示されます。ここでは、チェックボックスに印をつけて、
変更ボタンを押すことで特定のページの記録をそれ以降中止させるこ
とができます。
無効化したページを有効にするには、状態による表示で「無効」また
は「すべて」を指定して一覧に表示させてチェックを外して変更を行
います。
参照ページ情報の編集
参照対象ページをリンクしている参照元を個別表示し、表示の有無を
指定します。
また、参照元情報には、強制更新のチェックボックスが指定できる場
合には付いています。これに印をつけて変更を行うと、次に誰かが該
当リンクをクリックした際に参照元の情報を再度取得します。
参照元の確認
このモジュールでは、参照元を自動的に検査して参照されたページへ
のリンクが存在することを確認しています。その確認に失敗した場合、
未確認の参照元となります。
参照元の確認では、参照元を管理者が手動で確認してリンク表示の
指示を行います。
追跡記録の削除
アクセスの少ない参照や無効なリンク元情報を削除します。
モジュール設定
モジュールに関する各種設定を行います。
- 参照元の自動確認 [する]/しない
自動で行う参照元の確認を指示します。既定値は「する」で、
これを行わない場合、全て管理者が確認やリンク表示の指示を行
うことになります。
非公開で参照元 URL の記録のみを行いたい場合に使うとよいで
しょう。
- ブロックに情報を表示 [する]/しない
ブロックの中にリンク情報を表示するかどうか指示します。既定
値は [する] で、参照元情報をまったく非公開にしたい場合にし
ます。
- 1ページに表示する項目数
1ページに表示する数を制限し、この数でページを分割します。
- タイトル文字列の最大長 (〜255)
タイトルを表示する場合の文字列の長さを指定します。これを越
えた場合、表示上は切り詰められます。記録自体は常に 255 文
字まで行われます。
- 切り出す参照元の文字列の長さ (〜255)
参照元のリンクの周辺の文字を指定した長さで切り出しデータベー
スへ記録します。
- アクセス間隔がx日を越えたら再確認
前回リンクがクリックされてからの日数が指定の日数を越えてい
た場合、参照元の再確認が行われます。
- 確認なしにリンクを非表示とする参照元
検索エンジンからの参照など、参照元の確認動作をさせたくない
サイトを指定していします。指定はドメインとパスで行い、任意
の文字列として '*' が指定できます。
- 確認なしにリンクを表示する参照元
前項目と似ていますが、こちらは無条件に信用してリンクを行い
ます。お友達サイトなど、内容を出すまでもないが、リンクは常
に行う場合に指定します。
ブロックの設定
ブロック管理から行う「参照元情報」ブロックの編集では、「表示行数」
および「一行の文字数」の指定ができます。
謝辞
本モジュールの開発で、nao-pon さん (サイト) よりコードや助言を頂
きました。また、t_miyabi さん、toshii さんからはフォーラムでテス
ト報告を頂きました。御協力ありがとうございます。
変更履歴
- [2010/01/31] refpage 1.95 (2.0β2)
- 管理ページで URI絞り込みを追加
- help ページをメニューに追加
- 参照元記録の障害を修正
- [2010/01/11] refpage 1.94 (2.0β)
- XOOPS 2.0 以降に専用化 (config/template 対応)
- モジュール名称 (dirname) を変更
- [2009/05/05] trackback-1.2 リリース
- HTTP_*_VARS の変数名を変更
- XCL 2.1/altsys で動作するように修正
- [2004/11/03] trackback-1.1.1 リリース
- [2004/11/03] XOOPS2 で管理メニューのリソースが設定されない
- [2004/11/03] 記録されない障害を修正
- [2004/10/25] trackback-1.1 リリース
- [2004/10/02] 表題にまとめて表示
- [2004/08/18] データの削除機能を追加
- [2004/02/11] ページ切替を省略表示する
- [2004/01/04] _MI_TRACKBACK_NAME が XOOPS2 で未定義になるので削除
- [2003/12/11] trackback-1.0 リリース
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安富 伸浩 <nobuhiro.yasutomi@nifty.ne.jp
マイサイト ユーザーズ http://myht.org/
$Id: help.html,v 1.4 2010/01/31 06:04:36 nobu Exp $